ペットサロンでのトリミングや、犬どうしのケンカによる噛みつき事故。

その治療における獣医師の診断書は、非常に重要です。

ここではペットトラブルでの獣医による診断書について、詳しくご説明します。

この記事が、ペットトラブル解決のお役に立てれば幸いです。


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ペットトラブルにおける獣医師診断書の活用

専門家により作成される診断書には、一定の証拠能力が備わります。

まずペットトラブルでは、以下の証明に獣医師の診断書が活用されます。

ペットショップとのトラブル

ペットショップでは「購入時の感染症」「ワクチン接種の有無」「先天性の病気」がトラブルの主な原因となります。

その際、獣医師の診断によって以下の点が確認されます。

  • 購入時の病気・感染
  • 購入時のワクチン未接種
  • 先天性の病気

これらは、ペットショップに対する治療費や慰謝料の請求の際の根拠と成り得ます。

ペットサロンでのトラブル

ペットサロンでは「トリミング中のケガ」や「ペットの取扱い」がトラブルの主な原因となり、獣医師の診断により以下の証明を試みます。

  • トリミングによるケガである証明
  • シャンプーの洗い残しによる皮膚炎などの証明
  • 他のペットからの感染症の有無

ただ、多くのペットサロンでは利用時にワクチン接種証明書を求められるため、他のペットからの感染は比較的少ないのが現状でしょう。

ペットどうしのケンカ・交通事故

ペットのケンカや交通事故では「ペットの外傷」や「ケガによる感染症」がトラブルの主な原因となり、獣医師の診断により以下の証明を試みます。

  • 外傷の原因、感染症の有無の証明

これらはペットトラブルにおける過失相殺を判断する材料になり得ます。

ペットホテルでのトラブル

ペットホテルでは「不十分な清掃」や「ペットの管理不足」がトラブルの主な原因となり、獣医師の診断により以下の証明を試みます。

  • 診療時の感染症の有無の証明

ペットの嘔吐などの場合、宿泊時に与えた食事等の分析が行われる場合もあります。

動物病院でのトラブル

動物病院では「診断・治療ミス」がトラブルの主な原因となり、獣医師の診断により以下の証明を試みます。

  • 診断・治療ミスの証明
これらのケガや感染症に関する詳細原因は獣医師により診断され、診断書に記載されます。

そしてペットの診断書に「○○が原因と考えられる」と明記されている場合、ペットトラブルの原因を証明する、効果的な書類として活用されます。

この書類は、ペットトラブルの相手が「自分に原因はない」と責任を回避する場合や、トラブルに直接関係のあるケガや感染症の治療費の実費を算出するケースなどで活用されます。

ただし実際は、全ての診断書に明確な詳細原因が記載されるわけではなく、獣医師や病院によって差があります。

特にケガの原因が明確ではない場合や、原因を明言することによる病院側の責任回避のために、曖昧な表現が用いられる場合があります。

そして、これらの詳細原因の記載のない診断書の場合、ペットトラブルがより長期化する恐れがあります。

詳細原因の記載がない診断書の問題点

診断書に詳細原因の記載がない場合、以下の問題があります。

  • 証明書としての効果が薄れる
  • 診断書の再作成は難しい
  • 別の獣医師に診断してもらう時には、すでに原因が証明できない恐れがある
診断書を一度作成した場合、詳細原因を記載した診断書の再作成は難しくなります。

それは一度診察している点と時間が経過している点によります。時間の経過によりケガの跡も薄れ、ペットトラブルの原因証明が格段に難しくなります。

そのためペットの診断書作成時には、できるだけ詳細に原因を記載していただく積極性と、時に病院を変える決断が必要です。

具体的には、以下の点をご検討ください。


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病院に対する効果的な姿勢

詳細原因の記載を効果的に求めるには、以下の姿勢が効果的です。

  • 触診や会話の内容も、診断書に記載していただくようお願いする
  • トラブル以前との比較や、写真による変化などを提示する
  • 先にケガの詳細原因を知る目的をお伝えする
  • あくまでも獣医師・病院の判断を尊重する
まずはケガの詳細原因を知る目的をお伝えしましょう。

ペット保険会社への提出なのか、トラブル原因の確認なのか、その目的をお伝えすることが大切です。

診断書に詳細原因を記載する必要性を説明し、より具体的な記載を求めましょう。

これらは常に効果的であるとは限りませんが、より前向きな姿勢を見せるべきでしょう。

ただし、診断に対する積極的な発言を嫌う方もいますので、注意が必要です。

獣医師・動物病院を変更する選択肢もありますが、事故や噛みつきの場合には早急に対応しなければなりません。治療を第一にご行動ください。

このように、専門家である獣医師による診断書は詳細な表記を求めるべきでしょう。

そして診断書の詳細内容は、お伝えする事前情報により変化します。より証拠能力の高い診断書の作成に向けて、しっかりとご自身の意思をお伝えください。

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