愛犬・愛猫に訪れる突然のケガや病気。
そんなときも迅速に対応してくれるかかりつけの動物病院は必須です。
ここでは信頼できる動物病院の選び方に関する以下の内容をご説明します。
この記事がみなさまのペットライフのお役に立てれば幸いです。
信頼できる動物病院の選び方
長くお付き合いできる動物病院には、数々の特徴があります。
利便性のよさも大切な要素であり、それらを含んだチェックポイントを病院の立地から診察~会計まで順を追ってご紹介します。
動物病院の立地
- 自宅から20分以内にある
- 駐車場が用意されている、または近い
愛犬・愛猫の突然の病気に備えて、交通の便が良い動物病院を選択します。
またペットの搬送には車を多く利用しますので、備え付けの駐車場があると良いでしょう。
電話受付の対応
- 電話がすぐにつながる
- 電話応対が事務的でない
人員不足ではより良い治療は難しく、また優良な動物病院では受付対応にも力を入れており、これもまた飼い主との友好な関係を築く大切な要素です。
また事務員と獣医師だけでなくVT(動物看護師)が常駐し、より良い治療環境が整っている動物病院を選択しましょう。
窓口・待合の対応
- ペットと利用する待合室が完備されている
- 最新治療やペットフードの張り紙がある
- 清掃が行き届いており、常時清潔感がある
- スタッフの数が多く、雰囲気が良い
待合室では最新のペットフードの情報が掲載されているなど、常に新しい情報を取り入れる姿勢を確認しましょう。
またスタッフ間の連携も大切です。電話が鳴りっぱなしの受付では人員不足や教育不足が懸念されます。清掃状態などからも、その病院の業務形態をご確認下さい。
予約・時間外の対応
- 予約診療に対応している
- 緊急時にも対応、または夜間動物病院と提携している
長期間ケージに入れられるペットへの負担は深刻です。予約診療が可能な動物病院が良いでしょう。
また、物言わぬペットのため夜間帯に突然容体が悪化することもあります。
夜間・早朝にも連絡できる緊急連絡先があるか、もしくは夜間動物病院と連携している病院を選びましょう。
獣医師の特徴
- 分かりやすく断定的でない
- 予測的な話ができる
- 飼育相談にのってくれる
- 犬種・猫種問わずに触れられる
断定的に事柄を決めつけず予測的な話できて、先の予防策まで提示してくれる獣医師の方は非常に優秀です。
また、基本的なことですが動物看護士だけにペットの補ていを任せず、自身でも犬・猫に触れられる獣医師を選びましょう。
問診の方法
- 病歴のヒアリングがある
- 身体検査が徹底している
- ペットが嫌がっても診察を継続できる
早急に結論を出さず徹底した問診を行い、またペットが嫌がる場合でも、治療に必要なら触診をする獣医師が良いでしょう。飼い主の目を気にして、必要にも関わらず触診をしない方が問題です。
また薬を出す際もペットの体重を測定して処方するなど、個々のペットに適した対応が行われているかを確認しましょう。
治療の話し合い
- 最新設備による治療が行える
- 他の治療法の説明もあり、飼い主に選択させる
治療設備の差はかなり多く、動物病院ごとに完備設備が大きく異なります。
またペットの治療法は一つではなく、知識と経験が豊富な獣医師はさまざまな治療法と可能性をご存じです。
今後の飼育方法と治療による弊害を説明し、その上で飼い主に選択していただく獣医師を選びましょう。
- 料金設定とその説明が明確である
基本的に動物病院は自由診療のため、料金設定に差があります。ただ、同じ治療で違う料金に見えても、その治療の内容が異なる事があります。
そのため骨折の治療一つとっても、その治療内容を確認し、治療費が高額かを判断する必要があります。
また、最終的な治療のゴールをどこに定めているのかにもよります。
最低限生命を維持するための治療なのか、少しでも元の生活に戻るための治療なのか。治療費は治療の最終的な目的にも左右されます。
一概に「この動物病院は安いから優良だ」という判断は難しいでしょう。
治療の幅を広げるセカンドオピニオンの選択
最後は以下の項目です。
- セカンドオピニオンを推奨していること
治療に納得がいかない、他の治療法も試してみたいと考えるとき、別の獣医師の意見を取り入れることも大切です。
このセカンドオピニオンに対して積極的な動物病院が良いでしょう。
専門外の治療の場合にも、他の獣医師の知識や技術を借り、ときには一緒に手術を行うことで高レベルな治療を行うことができます。
自身の動物病院の利益だけでなく、治療をできるだけ優先する動物病院は優良です。
他の動物病院をご紹介してくれる獣医師は、今後の治療においても適切な優先順位をお持ちです。
医療トラブルや金銭トラブルを避けるためにも、ペットの健康時から、信頼できる動物病院をお探しください。