愛犬を通じて始まる、いぬ友とのお付き合い。いぬ友は愛犬に関する情報共有だけでなく、不安事や心配などを共感してくれる、かけがえのない仲間です。
・近所の催しにも参加しやすくなった
・いぬ友を通じて子供たちが仲良くなった
・愛犬が亡くなった時、心から共感してくれた
このように、飼い主達の生活にいい影響を与えてくれることも。
今回はみなさんがおすすめする「愛犬との毎日の散歩でいぬ友を作る秘訣」をご紹介します。
みんながお薦めする、散歩中のいぬ友への話しかけかた
散歩中のいぬ友への話しかけ方はとても重要です。愛犬の性格や体格・散歩方法など、飼い主の考え方や散歩スタイルを考慮しましょう。
最初から順を追って見てみましょう。
初めて話しかけるまで
- いきなり話しかけず、話しかけられるかしばらく様子を見る
- 愛犬同士がすれ違うときに過剰に反応していないかを確認する
- 向うの愛犬がおむつをしているなど、ヒート(生理)期の特徴がないか
- 頻繁にだっこするなど、愛犬が治療中の可能性はないか
まず、飼い主とその愛犬の様子を確認します。
愛犬の体調や時期が悪かったり、忙しい場合は散歩の様子に現れやすいものです。
初めて話しかけるときに注意すること
- かわいいという理由だけでつながりを求めない
- あまりに体格や性格が違う場合は諦める
話しかけるとき「かわいい!触らせてください!」と接することを良く思わない方もいます。愛犬を愛玩の様に見られたくない思いからです。みなさん最初は愛犬の年齢や犬種、散歩コースなどの身近な話題から入ることが多いようです。
また実際に近くで見て、愛犬同士のサイズが極端に異なるときには、あきらめる事も必要です。サイズの違いから思わぬペットトラブルに発展することもあり得ます。愛犬同士の性格も同様です。
いぬ友がサイズの違いを心配して近づけたがらない場合も。無理をせず安全な距離でご挨拶をしましょう。
最初のあいさつ方法や飼い主としてのマナー
- 愛犬同士のあいさつはいぬ友の許可を得てから、そしてゆっくりと
- いぬ友の愛犬の名前や年齢をメモする
- ご自身の愛犬が悪い事をしたら、必ず飼い主として謝る
- 自分の飼育方法・しつけ方法をいぬ友に押し付けない
- トイレグッズなど散歩に必要なものを携帯する
- いつも散歩する時間や、次回も話しかけて良いかどうか率直に伺う
- 散歩の時間の都合を伺って、時には早々に切り上げる
いぬ友への第一印象はとても重要です。同時に飼い主としてのマナーを見られています。
次回また話しかけるための情報として、愛犬と飼い主のお名前や愛犬の年齢を、失礼のない程度で伺いましょう。
ただあいさつしてみて反応が悪いようならば、さっと切り上げ、お礼を言って立ち去ることも大切です。またの機会にしましょう。
散歩中の話しかけや、いぬ友との交流を好まない人も
なかには愛犬の散歩中に話しかけて欲しくない人や、いぬ友自体を必要とされていない方も。
ただ、話しかけて欲しくない具体的な理由があるのかもしれません。散歩中の様子を拝見してみましょう。
理由があって話しかけて欲しくない場合
- 通勤前の朝や夕食の前の時間に散歩をしているケース。そもそも話をする時間がない
- 大型犬の散歩の場合には必要な運動量があり、全力で散歩をしなくてはならない
- 愛犬が捨て犬だった経験から、人見知り・犬見知りである
- 愛犬が治療中や老齢のため、じゃれ合いなどの運動ができない
このように、いぬ友の散歩はライフスタイルに大きく左右されます。話しかけが負担になる場合もありますので、改めましょう。
また愛犬の体調や、怖がり・好戦的な性格が理由で話しかけられたくない場合もあります。少しずつ散歩の時に軽くあいさつすることで、次第に打ち解けられればいいですね。
その他のケース
- 単純に話しかけられたくない
- 愛犬との散歩を純粋に楽しみたい
- 地域の独特のコミュニティルールがある
単にいぬ友を求めていないケースもあります。以前に別のいぬ友とトラブルになり、今後は出来るだけ関わりを避けたいと考えていることも。
また地域によっては独特のいぬ友のネットワークが形成されている事もあります。
ある地域では特定の大型犬の飼い主が中心人物とするペットのコミュニティが形成され、いぬ友になるには最初にその方にあいさつをしなければならない、と暗黙のルールがあったようです。
ただし上記の理由を気にし、あまり神経質になると、いつまでも話しかけない理由ばかり増えていきます。
ときには思い切って、話しかけてみてはいかがでしょうか。
まとめ
散歩中に初めて話しかける時には、同じ動物を飼う者として、いぬ友の状況に理解を示す事が大切です。
いつ話しかけられたらうれしいか、ご自身の立場に置き換えてみると良いと思います。
「いぬ友ができたら、たくさんのわんちゃん達が集まる公園に行ってみよう!」そう考えると日々の散歩がよりいっそう、楽しみになると思います。
皆様がたくさんのいぬ友に出会えますように。