これは悪徳ブリーダー?24の確認ポイントと効果的な対処法
ブリーダーから愛犬を譲り受ける方法があります。

専門犬種の繁殖を行うブリーダーは知識も豊富で、専門家ゆえの安心感があります。

ただし、悪徳ブリーダーは存在し、それは繁殖・飼育方法に顕著に表れます。

ここでは悪徳ブリーダーの見分け方とトラブルの対処法について、詳しくご説明します。

この記事が、ペットトラブル解決のお役に立てれば幸いです。


優良・悪徳ブリーダーの見分け方

本来、専門犬種の繁殖に携わるブリーダーは知識も経験も豊富です。そして繁殖犬に対する愛情もお持ちです。

悪徳ブリーダーとの違いは、話の受け答えに現れます。まずは積極的にお話をしてみましょう。

話の受け答え

  • 質問を受けることに好意的か
  • 専門としている犬種の知識が豊富か
  • 譲渡後の飼育環境に質問をしてくるか
優良なブリーダーは、繁殖の過程で経験した知識や情報を喜んで共有してくれるでしょう。

「納得できるまで質問してください!」というスタンスのブリーダーの方は、信頼できます。

ブリーダーには専門の犬種があり、犬種向上を目的に繁殖を行います。犬種の性格や成長過程の特徴、他の犬種との相性など、犬種に関する情報を聞いてみましょう。

即答できる、もしくは後日であっても詳細に教えていただけるブリーダーが、信頼に値するのではないでしょうか。

そして大切に育てた子犬を大切に飼育してもらえるのか、ブリーダー側も心配です。そのため譲り受け側に対しても、十分な知識や用意を求めるでしょう。

譲渡先の飼育環境が整っていない場合、譲渡を求められても譲れないとお応えになるでしょう。

次に顕著に表れる繁殖方法を確認しましょう。

繁殖方法の確認

  • 犬舎などの繁殖環境の見学に応じるか
  • 特定のルールに沿って繁殖しているか
  • ブリーダー崩壊を起こしていないか
  • 取り扱っている犬種は何種類か
  • 人手は足りているか
  • 計画的な繁殖方法か
まず、特定のルールを定めて繁殖を行っているでしょうか。

例えば大型犬の場合、一般的に肉体的・精神的に成長が緩やかなため、成長後に繁殖犬として活躍します。大型犬にもかかわらず生後2年程度で繁殖犬として繁殖を行わせているなど、知識と繁殖の矛盾はNGです。

まずはブリーダーに、具体的な繁殖方法と年間の繁殖計画をご説明いただき、譲り受ける仔犬がどの繁殖計画で生まれたか確認しましょう。
予定外の繁殖で生まれた子犬の場合、計画的に繁殖を行っていない可能性があります。

所有する繁殖犬毎の明確な繁殖計画を持ち、時には書面でご説明いただけるブリーダーの方をお選びください。

また、目に見える人手不足はブリーダー崩壊に直結し、管理しきれない犬の衛生管理の不備による、広域の感染症なども危惧されます。

多犬種の繁殖を行うブリーダーの場合にも、犬種毎の管理が行き届く人材が足りているかどうか、ご確認下さい。

次に繁殖犬と繁殖環境の確認を行いましょう。

繁殖環境を開示しない悪徳ブリーダーが散見されます。繁殖犬の衛生状態、子犬の飼育環境に関しては以下を確認してください。

  • 犬舎自体がきれいに清掃されている
  • 通気性が良く、悪臭がしない
  • 繁殖犬のお墓がある(歴史のある犬舎の場合)
  • 動物取扱業者の標識を掲げている(義務)
  • 繁殖を終えた繁殖犬も大切に飼育されている
犬舎の清掃はもちろん、繁殖期を過ぎた老犬の飼育方法や、亡くなった繁殖犬のお墓を確認しましょう。悪徳ブリーダーの判断材料です。
そして通常、繁殖犬は年二回繁殖が可能です。ですが、仔犬の出産は母体に大変な負担がかかります。限度をこえた複数回の繁殖を行う悪徳ブリーダーとは対照的に、優良ブリーダーは、たとえ可能であっても繁殖犬への負担を考慮します。

次に譲渡までの対応譲渡時期などの確認を行います。

譲渡に関する確認

  • 子犬の受け渡し時期は適切か
  • 先に健康状態を確認させてくれるか
  • 過去に奇形や先天性の病気をもつ子犬を販売した記録はないか
  • 速やかに血統登録を行うか
  • 契約書を事前に確認できるか
  • ブリーダーに有利な免責事項ではないか
最低でも生後60日間、1回目のワクチン接種を実施する必要があるため、「生後42日以内に子犬を譲れます」と言われた場合、譲渡期間に移行抗体が消滅する危険があります。

これは子犬の感染抵抗力や情緒問題にかかわる重要事項のため、ブリーダーの方はご存じです。ご存知の上で早い時期に譲り渡すのならば、なおさら危険です。

また、事前に子犬の健康状態を確認させるかどうかもポイントです。子犬の健康診断に同意し、駆虫も生後3週間頃から実施しているブリーダーを選びましょう。

悪徳ブリーダーの場合、子犬の健康状態を隠すために健康診断に同意しないケースもあります。また特定の獣医師を強く指定された場合にも注意が必要です。

また譲渡時は譲渡契約書を必ず交わし、そして「譲渡後に先天的な病気が判明した場合でも、一切の責任を負わない」など、購入者に不利な免責事項が設けられていないことを確認しましょう。

もし設定されていた場合、本当に治療費の返還などに応じないか、しっかりと確認しておきましょう。

病気時の費用負担や譲渡後の返還条件、その他重要な特約が明記されていない契約書は危険です。時には見送ることも大切です。

次に、譲渡後のケアも重要です。

譲渡後の確認

  • アフターケアがしっかりしているか
  • ホームページなどにお客様の声が掲載されているか
  • SNSなどで定期的に専門情報を配信しているか
譲渡後も定期的に連絡をしてくれるか、ブリーダー業者の名前をネットで検索し、利用者の評判を確認しましょう。

特にFACEBOOKなどSNSで、ブリーダー情報や業務日誌が公開されている場合もあります。

そして、そういった情報には大きな価値があります。同時に、豊富な知識を持つ優良ブリーダーは、良き相談相手として信頼できる大切なパートナーとなるでしょう。

譲渡時だけでなく譲渡後も良い関係が築ける、ブリーダーの方とお巡り合いになっていただきたいのです。


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契約違反に対する効果的な対処法

ブリーダーから譲り受けた子犬が、先天的な病気に感染していることがあります。

その際、誠実に対応しないブリーダーに対して、私たちは健康な子犬を提供する契約に違反したとする様々な請求が可能です。

その場合には内容証明郵便を利用した「子犬の治療費」「契約解除」などの請求が効果的です。

送付する内容証明郵便では具体的な請求理由、そして請求の法的根拠を同時に明記し、正当な請求であることを印象づける文面をご記載ください。

参照:ペットトラブルでの内容証明郵便の作成方法と送付マニュアル