狂犬病ワクチン接種の確認方法は?
そして噛まれた時、唾液中に排出されるウイルスによる感染症の恐れがあります。
ここでは咬傷事故の狂犬病ワクチン接種の確認方法について、専門行政書士が詳しくご説明します。
この記事が、ペットトラブル解決のお役に立てれば幸いです。
犬の噛みつき事故における狂犬病発症率
では現在の日本において、狂犬病に感染する恐れはあるのでしょうか?
そして今現在も尚、非常に危険な病気として認知されています。
何故なら狂犬病は非常に致死率の高い病気であり、人も動物も発症するとほぼ100%死亡するとされています。
しかし人間の場合は、感染後にワクチンの連続接種により発症を防ぐことができます。
そのため日本国内で飼い犬に噛まれた場合には、狂犬病の感染の可能性は極めて低いと考えられます。
いざご自身やご家族の方が飼い犬に噛まれた場合には、飼い犬の狂犬病ワクチン接種の確認を必ず行いましょう。
ではここからは、飼い犬に噛まれた場合の「狂犬病ワクチン接種の確認方法」を見てみましょう。
ワクチン接種証明書の確認方法
では実際に飼い犬に噛まれた後、どのような流れで狂犬病ワクチン接種を確認すべきでしょうか。
まず飼い犬に噛まれた場合、狂犬病ワクチン接種の有無から確認します。
狂犬病ワクチン接種済みの確認には数種類ありますので、場合に応じて証明書及びコピーのご提出をお願いしましょう。
狂犬病予防注射済票の写真を送付してもらう
その場合、『年一回4月に行われる集合注射』もしくは『動物病院・専門業者による予防注射』を利用するのが一般的です。
予防注射後に「狂犬病予防接種済証明書」が発行されますで、それを元に市役所にて登録を行います。
この「狂犬病予防注射済票」は再発行が可能ですので、飼い犬の方が万が一紛失されている場合には、再発行のお手続きをとっていただきましょう。
以上のことから、一般的に飼主様の手元にある狂犬病ワクチン接種済みを証明するものは「狂犬病予防注射済票」です。
「狂犬病予防接種済証明書」は市役所での登録の際に提出していますので、手元にはないのが通常です。
狂犬病予防接種済証明書を送付してもらう
「狂犬病予防接種済証明書」がお手元にあるのは、ペットホテルなどを頻繁に利用する場合などに備えて、ワクチン接種を行った動物病院様での再発行をしているケースです。
※ペットホテルやトリミング・ドックラン等で「狂犬病予防接種済証明書」のご提出をお願いされる場合に関するお話ですが、通常でしたら「狂犬病予防注射済票」がそれを証明するものになると思われます。
犬に常備携帯している「狂犬病予防注射済票」でも有効に証明できるはずとの主張も効果的です。
このように「狂犬病予防注射済票」「狂犬病予防接種済証明書」のコピーを直にお見せいただくくかご自宅にご郵送いただき、その飼い犬が狂犬病のワクチン接種済みであることを確認しましょう。
噛まれた方の今後にも関わるお話ですので、必ず証明書等を拝見した適切な治療を行って下さい。